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造型関連道具各種

模型店で売られている工具・材料は、それ専門なだけあって便利で使いやすい物が多い。
しかし高価だったり、存在意義が良く分からないものも多いですよね♪
ここでは管理人の呑山が日常的に使っている道具類を紹介します。
まあ、ここでの情報があなたの役に立つか否かはまた別の話 なのですけどね。


● 小刀
最近手放せなくなったアイテムのひとつが、この小刀。
知り合いの原型師には「何、そのナタみたいなの?」とか
言われてますが、
なかなかどうして、イイんだ、これが。
力強くて、分厚い鉄の刃が逞しいナイスガイ
ポリパテの加工が多い人にはマジでオススメです。
歯応えのあるポリパテを気持ちよくザクザク削れるし、
先の曲面部分と先端の鋭利な刃先で
かなり細かいところまで加工できる。
カッターナイフなどよりも力が入りやすいし、刃こぼれもしにくい為に
短時間で勢いよく作業が出来ます。
入手先は刃物の専門店で 細かい作業は別の刃物に任せて、
このタイプには乱暴な力技を任せるんだから、刃渡りは短く、
出来るだけ分厚いヤツを
スカウトするといいでしょう。

常時使用している刃物一覧
左から、彫刻刀 丸刀の 大、中、小 三角刀の
中、小丸刀の極小(1.5ミリ) 平刀の極小(1,5ミリ)
デザインナイフ、カッターナイフ、カッターノコ
小刀、はさみ
この位あれば、かなり便利です。

● ポリパテ
 
ポリパテポリエステルパテ 正式名称は「防錆鋼板パテ 871」
発売元は 日本アールエム株式会社
専用硬化剤付き、3,5キロ入りで4000円   安かろ?

模型用よりも粒子はチト荒いが、実用には問題なく、
硬化剤も季節によって冬用(茶色)、夏用(黄色)が選べる。
購入は自動車修理工場か、大きめのペンキ屋で。



当然、小ビンに分けて使用せんと、でっかい缶じゃ作業しにくい。
海苔のビンや、ジャム、キムチのビンがサイズ、
密閉度ともに丁度いい。
某模型誌で、ホームセンターで売ってるようなビンに
移していたが、分厚いパッキンはポリパテに
侵されます。
高い金払ってそんな物買っちゃダメ。
パッキンは薄くて、蓋のしっかり閉まるものを選ぶべし!






● サーフェイサー

過去の過ちを覆い隠しすと共に、自分では気が付かなかった欠点を指摘して、その後の指針を示してくれる。
とっても、たよりがいがあって、やさしく、確実に包んでくれる包容力に溢れた彼は、太くって逞しいナイスガイ!


…………なんだよ、こりゃ?
まあ、ウソは言ってないな? うん、まあ、よかろう。
とにかく、サーフェイサーについてだ。

メーカーは SOFT99 模型用ではなく、自動車用です。
灰色のキャップの「ボディ&バンパー用 プラサフ」ですが、とにかくプラスチックやポリパテ、石粉粘土、なんにでもよく喰い付く優れもの。
それに使うと実感できるのですが、粒子が細かく、厚塗りしても乾燥が速いので表面処理には非常に便利。

DIY店の自動車用スプレーのコーナーなどで手に入ります。 田舎では探すのに苦労するかもしれませんが、最近では模型雑誌などで通販も始めたようですから、入手は可能だと思います。

値段はだいたい1000円弱ですが、300ml入りですから、模型用に比べても特に高価と言うわけでもありません。




他社の自動車専用サーフェイサーは何種類か試してみましたが、SOFT99が一番よいようです。
有名模型メーカーのものも、ひととおりは試しましたが、粒子は粗く、喰いつきは悪い、厚塗りはできないくせに隠ぺい力は弱い。メーカーによっては重ね塗りを繰り返すと以前に乾燥させた部分までシンナーで侵し、異様に乾きの遅くなるものもあり、締め切り前の切迫した状況では使い物にならないのもありました。

ここ3〜4年、この商品以外使ってないから品質改善されているかもしれませんが、原型師どうしで話すと愛用者は多いみたいです。
特に模型メーカーが開発に力を入れていると言う話も聞かないし…。

まあ、なんにしても使い慣れたものが一番だし、無理に切り替える必要は無いんですけどね。現在のサーフェイサーに疑問をお持ちの方、今、使っているものに特に愛着のない方は、一度、お試しあれ!

ただし、ココに書いた事は呑山の個人的な主観ですから、科学的な裏づけがあって言ってることじゃありません。 一度に大量に買い込んで、使い物にならなくっても、責任は負いかねますよ♪


● 食器乾燥機

当然、色々なモノを乾燥させるのに使います。
これは自信を持ってオススメできる便利アイテム!
プラモデル派の人にも、フルスクラッチ派にはぜひ、試して欲しいですね。
接着剤、塗装時の乾燥は当然ですが、威力を発揮するのはパテの乾燥です。ラッカーパテやポリパテは盛り付けても乾燥に時間がかかるし、どうしてもヒケるので、完全に乾燥させてから再度、修正が必要になります。
特にポリパテはプラスチックやキャストに盛った時にその収縮率の違いから、完成後に表面にひび割れが出来ることもあります。それを防ぐには完全に乾燥させてから表面仕上げに掛かるより方法が無いのですが、季節や天候によっては完全乾燥は時間の掛かるもの。
ネンドを使う人も、芯まで乾燥させるのにオーブンや電子レンジを使うと聞きますが、あれも一歩間違うと、こんがり焦げ目が付いてしまうし、表面がボロボロと崩れてくる弱点があります。
乾燥時間に悩まされる気の短いモデラーは、一度、お試しあれ!

画像は呑山愛用の乾燥機。
大型ゴミの日に拾ってきたので値段は不明。
横に広いものよりも縦に長いもののほうが、フィギアやロボットものの乾燥には便利です。立ったまま乾燥させられますから。
タイマーはたいていの乾燥機に付いていますが、「連続」で、暖められる機能が付いている方が絶対に便利!
1時間ごとにタイマーを回すのは結構、煩わしいし、時には1日中、フル稼働させたいときもあるからです。

中に入っているのは100円ショップで買ってきた網目の箱と割り箸。
割り箸には真鍮線を突き刺し、パーツの保持に使います。
サーフェイサーを吹くときに持ち手に使用して、そのまま箱の網目に差込み、乾燥させるのですが、発砲スチロール等に刺すよりも確実で便利みたいです。


●ヤスリ・その他


画像一番上は1/6サイズのフィギアの作りかけ
現状までの作業に使った道具は写真の数点。
あと、パテを混ぜたり盛ったりにつかうワリバシ。こちらは近所のトンカツ屋で配ってる使用済みワリバシの再利用…なんかせせこましいね。

ポリパテを盛って、削る。
これが作業の全てなんですけど、このくらいの段階では、リューター(ルーター?)等の電動工具は一切使ってないです。
大雑把な形状は完全乾燥の前、まだパテが熱を持っている間にカッターナイフや小刀でザクザクと切り出します。
パテが冷えて、ナイフの刃が喰い込みにくくなってくるとヤスリの出番、木工用の極荒目。
写真に写ってる通り、「うそっ!」ってくらい荒っぽいヤスリですが、これが結構、便利で良い♪
ヤスリは平たいのと棒状のこの2本が主役。

素体の表面に走る一定の間隔を持った無数のキズはこのヤスリの跡です。御覧の通り、下半身は平たいヤスリのみで削り出して、足首や股間等、ヤスリが入らない、又は使いにくい部分だけ、デザインナイフで形を整えてます。
腕も殆どがこの平たいヤスリからの削り出し。ただ、脇の下や手首周辺は棒状のヤスリを使用。
上半身、乳房やウエストから肩にかけての曲線は棒状のヤスリとデザインナイフの併用。
首や鎖骨もそうです。
で、ここまで削ると削りすぎた部分や最初から盛が足らなかった部分がはっきりしてくるので再度、パテ盛り。
濃い黄色の部分が新たに盛ったパテですね。(分かるかな?)

で、ここまできたら、「ああ、ふくらはぎの一番太い部分の頂点が足首に近すぎるねぇ」とか、「お尻の丸みが太股に繋がってないねぇ」とか言う不自然な部分が見えてくるので、納得がいくまでヤスリでゴリゴリと削ります。

● オマケ
使えなくなったカッターの刃先、捨てるときには空き缶の中へ。
溜まってきたらテープで蓋をして、そのまま金属ゴミへ出しませう。
作業机の横にでも置いておくとけっこう便利です。