Model circle ARK Club
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基本的なプロポーションを出す
1 ポリパテを練って、大体の形状を出す。
後々、楽をする為にも大雑把な形状を出しておくのだが、この時点ではポリパテは「ドロリ」と流れ、思うような形状に固まってくれない。
2 まだ形状が安定しないうちに、ヘラ・割り箸等で左右に広がろうとするパテを盛り付ける。
時間がある程度たつと、粘度が変わってきて作業もしやすくなる(はず)
3 同じように頭部も大体の形状を出しておく。
但し、頭部は丸い。 すっごく丸い。
ドロドロと流れるパテで形状を出していては日が暮れるので、油粘土などを利用する。
画像は油粘土に既存のフィギアの頭部を押し付け、へこませたモノにパテを詰めた状態。
こうすればパテを無駄にせずに済む の だが しかし
この状態で上手い原型師さんの製作した頭部をコピーしてしまえ
というような事を言う輩がいるのだが、それは止めたほうが賢明。
まあ、賢明でない人間の発言ではあるのだが…。
コピーした原型というのは慣れた人間が見れば分かるし、また、当然だが本人の上達も望めない。
ここは「半円状の凹みを利用する」に留めよう。
4 粘度が上がってきて、ある程度の形状にまとまった状態。
この時点では腕になるパーツを作っていなが、それは後ほど。
ココまでの所要時間は約15分程度
パテが固まってしまうまでが作業時間 なのだが 半乾き状態だとパテがボロボロしてきて作業がしにくくなるので その寸前で作業を止めること。
後々必要以上に発生した気泡に苦しめられる事になる。
このタイミングはケース・バイ・ケースなので、慣れが必要。
よく、正確な硬化時間を教えろ と 言われるのだが、状況により変わってくるので慣れるしかない。
どうしても正確な時間が知りたいのであれば、使用するパテと硬化剤の正確な分量と作業するモノの形状・作業時の気温・湿度を確実に教えてください。
実験して教えてあげます(笑
5 パテが固まった状態。
頭部は油粘土から掘り出し、中性洗剤等でよく洗っておく事。
表面のツヤが無くなりったら大丈夫。
場合によってはまだ熱を持っていてる可能性があるので、そこら辺はテキトーに注意する事。
6 大まかな形状が出たら、ある程度、周囲に付いた不必要なパテをカッターナイフなどで削り落とす。
この時点では「ある程度」でいい。
神経質になるな とは 言わないが 意味ないし。
7 腰・膝 など 関節部分で一度切断する。
ノコを使うなり、ニッパーで切り飛ばすなり、やりやすい方法でテキトーに。
8 大体、こんな感じ。
必要なら関節ごとにバラバラになるわけだが、ポーズによっては切断する必要が無い箇所もあるかもしれない。
そこら辺は臨機応変に、各人の判断で対応してくださいね。
9 切断面をヤスリ・カッター等で平らにする。
これは接着したい角度を考え、様子を見ながら削ること。
ここの作業で、大雑把なポーズが決まります。
あくまで 「大雑把」 なので、慎重に様子を見る必要はあっても、やたらと時間をかけるような作業ではない。
10 頭部・腰・股関節・膝を切断後、再接着した状態。
接着は瞬間接着剤が便利。
この状態で良い様なら、今にも取れそうな脆弱な接着面を補強する事になる。
11 接着面にポリパテを刷り込むことで、関節をガッチリと固定する。
これは後々、作業の際に力が加わる部分でもあるし、接着剤ばかり多用するより、確実な固定が期待できるから。
12 ここで、ぐるっと回して見て、全体の形状をチェックしてみよう。
腰が曲がっている際は、この角度でいいのか 首の角度 長さは 膝、股関節は 等々
チェックする場所は多い。
当然 ココはおかしいのでは? という箇所が出てくる筈。
あまりにも酷い場所はこの時点で修正しておこう。
この先、パテを盛ったり削ったりで修正できる範囲内であれば、先送りも可(笑
この作業のときは回転する台があると便利。
この先、作業が進むたびに、あらゆる方向から見て状態をチェックする必要があるので、へんに作業台に固定したりしないように。







13 今回の原型は「手すりに腰掛けている」状態をイメージしているので、腰掛けている手すりを作ってやる。
この際、幅や形状はテキトーでいいのだが、高さだけは正確に。
当然だが、腰掛けている 寄りかかっている 等の原型で体重を預けているモノの形状が決まっていないと腰の角度、脚への体重の掛かり方などが破綻してくる。
この場合では、腰掛けている手摺の地上からの高さは慎重に決定。
以後、その高さは一切、変わらない っつーか 変えない。
今回は腰掛ける必要があるので、手摺としては低めに設定。
イメージする場所が日本国内だと 尺・寸 で決められている事が多く、外国でも国によってはセンチだったりインチだったりする。
ここら辺は必要なようならよく調べて 現実とかけ離れないよう注意する事。
周囲の小物も同じ。 ここらで手を抜くと、完成後、違和感のある弁当箱や階段と並べられるハメになる(笑
尤も、マンガ・アニメ等の原作で そこまで考証が必要な世界観を持っているなら ではあるのだが ね。
14 作った手摺に腰掛させてみる。
手摺に座るお尻の部分、地面に接地する足首等にパテを盛り、角度の決定。
手摺をマスキングテープで傾かないように止めているのだが、それと同時に回転台に大きめにテープを貼り、パテがこびり付くのを防いでいる。
乾燥後は ぺリッ と簡単に剥がれるので、こうやっておけば正確な接地面が出せる……はず(^^;)
15 パテの切れ端から腕になるパーツを接着。
この際もあくまで 「芯」 なので あまり神経質になる必要は無い。
ま、大体の角度が自分で分かればそれで、良し ですな。
16 足のときと同じように、スキマにパテを埋め込んでガッチリと固定。
同時に手摺に触れる手のひら、指になる部分にもパテを置き、他のパーツと接触する面を出しておく。
手摺にメンソレータムを塗っておくとパテが食いつかないので後で簡単に離せる。
これで、大体のポーズは出たわけである が このままじゃあ、ミイラだよね(^^)
現在の芯にパテを再度 盛り 少しづつプロポーションを出していきます。
このとき、必要以上にパテを盛らずに、少しづつ盛ること。
後々 削って形を出していくんだから、削る部分が多くなると作業がたいへんだし、パテも勿体無いっしょ?
17 とりあえず、左足にパテを盛り、形状を出してみました。
これは、今回 こちら側の足が軸足になり、体重がかかる、という事 それに腰骨との位置関係を今の時点でしっかり把握しておきたかったから。
胴体にもパテを盛り、肋骨・腰骨・体の厚み等を検討
胴体の大きさに対して、太ももが太くなりすぎたので、ここは修正。
この時点でも、あまり神経質にならない。
………………いつになったら真剣に形状を出すんだ??
まあ、まだ、ね
全体のバランスを見ながら、焦らず ゆっくりと♪
18 全体を修正しながら右足にもパテを盛る。
内股は左足と干渉するので今の段階ではほったらかし。
とりあえず、腰の大きさを出してみよう という 魂胆です。
19 だいぶ、腰廻りが落ち着いてきた…………かな?
そろそろ、顔面にも手を入れてみましょう。
頭部がしっかり出来ていないと頭身が変わってきますので、イメージにあうように、パテを盛り、大きさを調整します。
身体つきは変わらないのに、頭部にパテを盛って大きくしたら、子供っぽい体型に……
なったと 思うんだけどな(^^;)
余ったパテは少しづつ、腕に盛り、こちらも大体の形状を出してみる。
このくらいまで進むと、肩幅に問題があることが分かってきました。
なんか妙にガッチリして 逞しい(笑)
この後は頭部 顔面を同時進行で作り、一部だけ大きくなったり小さくなったりしないように 全体のバランスを調整しながら 「裸」 の状態での完成を目指します。
足の線を出したり、肩幅 腕の細さ 各部の長さ 厚み 形状 等 作業が偏らないようにするのはこの先の作業効率を上げるため。
上の画像では まだ 乳房がないのですが 胸の厚さ、肩幅をちゃんと出しておかないと、後で削り落として作り直す破目になります。
過去 「作り方を教えてください」 と 来た人間にも同じことを言ったのですが、例外なく 乳房 お尻 等を先に作り、全体が破綻していました。
フィギアの形状を出す上で 女性の特徴である柔らかな曲線を出したい という 気持ちはわかるのですが 女性になる前に人間になっていないのでは、無駄な作業ですね。
まずは 中性的な 男とも女ともつかないような 「人間」 の線を出すこと。
その後 乳房 お尻 など 第二次成長期で発達してくる部分を追加してラインを出してやる。
その段階で 華奢だったり筋肉質だったり やせてたり 太ってたり 各々のキャラクターの特徴が追加されて 生きてくるのです。
20 納得いくまで身体のラインを出した状態
今回はこの段階ですでに帽子を被ってますが、これはあくまで例外的な例
帽子がつくことで頭が大きく見える というのはみんな経験的に知っていることでしょうが、当然、フィギアも例外ではないのですね。
身長 それに見合う肩幅 全体の線の流れ それらを確認するために、あえて帽子をのせてみませた。
それと、靴底。
キャラクターのよっては極端な厚底の靴を履いてたり 裸足だったり まあ 様々ですね。
普通はそういう部分は成り行きで作っていって問題ないのですが 今回は手摺に腰掛けてるので、後で靴底の分、腰が浮くのも都合が悪い んで 先に厚みだけ、出してます。